Intel Alder Lake ソケットの再設計により古いクーラーは廃止される

Mar 15, 2024

Intelの次期LGA1700ソケットのリークされた計画は、同社が過去数世代にわたって使用してきた設計からの根本的な逸脱を示している。 新しい V0 ソケット設計は、ブラケットが付いている場合でも、現在入手可能な CPU クーラーと互換性がありません。

V0 ソケットは、Intel が現在 Rocket Lake プロセッサに使用している H5 ソケットを置き換えます。 通常、ピンのレイアウトは世代間 (LGA1151 から LGA1200 など) で変わりますが、Intel はソケット自体の使い慣れた設計にこだわり続けています。 これにより、CPU クーラー メーカーは 10 年以上にわたり、Intel プロセッサ用に同じ取り付けソリューションを提供できるようになりました。

新しい V0 ソケットはそれを変えます。 Igor の研究室から流出した文書によると、ソケット V0 では CPU クーラーの取り付け位置が異なり、マザーボード上の設置面積もスリム化される予定です。 ソケット V0 では各取り付けピン間の距離が数ミリメートル広いため、既存のクーラーを適合させることができません。

ソケットV0もスリムになりました。 CPU を搭載した現在のソケット H5 の高さは 8mm 強です。 ソケット V0 では、その高さは 7.5 mm に縮小します。 大したことではないように思えるかもしれませんが、CPU クーラーの取り付けに関しては、0.5 ミリメートルの違いが大きく影響します。

Intel の今後の Alder Lake-S プロセッサは、LGA1700 ピン レイアウトに基づいた V0 ソケットを初めて使用します。 ソケットに加えて、Igor の研究室は、Alder Lake チップが正方形ではなく「非常に長方形」であることも明らかにしました。 また、少なくとも一部のAlder Lakeプロセッサには箱入りCPUクーラーが付属するが、他のクーラーと同様に、古いHシリーズ設計と互換性がないことも確認した。

Alder Lake はインテルにとって大きな変化を示しています。 これらの次世代チップは、Intel が 7 年近く使用してきた使い慣れた 14nm プロセスを廃止し、Intel の 10nm への取り組みを先導します。 インテルは、さまざまなタスクに「大きな」コアと「小さな」コアを組み合わせることによって縮小を実現できます。これは、多くのモバイル プロセッサーで使用されている設計です。 この再設計は、インテルがコンシューマ向けプロセッサではこれまでに到達したことのないコア数を達成するのにも貢献しています。

AMDも次世代チップ向けにCPUソケットをアップデートしていると伝えられている。 ただし、Intel とは異なり、AMD のアップデートではソケット自体のサイズは変更されないため、現在入手可能なクーラーと互換性があるはずです。